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    コツコツ投資とコツ投資、どこが違ってどちらがおすすめ?

    お金

    2021年12月18日

    「コツコツ投資が貯金を食いつぶす 一生分のお金を守る投資・保険の考え方」(荻原博子著、大和書房)と言う本が2021年7月1日に出版されました。著者の荻原博子さんは、テレビでも見かける経済ジャーナリストです。私は、コツコツ投資にも関心があるので、コツコツ投資の何が問題なのか気になって読んでみました。

    本文中に次のような文章があります。

    たとえば、株式投資をする場合には、保有したい株の価格の動きを見て、値下がりしたら買い足すし、値上がりしたら買うのを見送ります。ところが、積立の投資信託はそれができません。毎月10日なら10日と決められた日にコツコツ買いつけをするように設定されているからです。(中略)そのとき、銀行側の理屈として「ドル・コスト平均法」という言葉がよく使われます。

    「ドル・コスト平均法」は投資商品を購入する手法の一つで、簡単に言うと、「常に一定の金額で、定期的に買い続ける」というものです。結果的に、商品の価格が値上がりしていたら買える量が少なくなり、値下がりしていたら多く買えるため、ならしていけば、平均的な価格で買い続けられるということになります。

    一見、利に適っているようにも感じますが、「ドル・コスト平均法」は、逆にいえば、価格が安いとき(いわゆる、買いどき)にも買う量に上限があるし、商品が高いとき(買い控えるべきとき)にも一定額分を必ず買わなければならないわけです。つまり、安いときに買えるだけ買い、高いときには購入を見送るという投資のセオリーから、外れているのです。投資における「コツコツ」とは、そういうことです。(以上、「コツコツ投資が貯金を食いつぶす」)

    「ドル・コスト平均法」は、このブログでも以前の記事で紹介していて、荻原さんのおっしゃることは確かにその通りです。高いときにわざわざ買う必要はないし、安いときだけに買ったほうが儲かります。その意味では「コツコツ投資」に注意は必要かもしれません。一方、そのデメリットを避けるなら、「コツ投資」はアリだとあらためて思いました。

    以前の記事で紹介した「ナンピン積み立て投資」は「コツ投資」の一つです。「ナンピン積み立て投資」では、投資信託が値下がりしたときだけ積み立て購入をします。わざわざ高いときには買わないし、安いときだけの買い増しになります。少しのコツは必要ですが、それほど難しくはありませんので、興味のある方は目を通していただければと思います。

    そして、本の中では悪者にされていた「コツコツ投資」は全くひどいものでしょうか?私は、そこまでとは思いません。過去のチャートを見る限り、投資先を選んで長期で運用すれば、きちんと利益は見込めます。新型コロナの影響でいろいろなものが値上がりしています。このままインフレが進めば貯金に頼っているのも大丈夫かと心配になります。何事にもメリットがあればデメリットがあって、それは貯金も投資も同じだろうと考えるのです。

    貯金を食いつぶす・・・、なんてSNS向けに人目を惹くショッキングなタイトルをあえて使われたのかもしれません。まんまと乗せられ、購入して読んでしまいました。買わされただけではもったいないので、ブログの記事に使わせていただきました。投資は自己責任ですので、記事を参考にしながら上手な運用を心がけましょう。

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