最近のコメント

    「野村アフリカ株投資」への投資はおすすめできるだろうか?

    お金

    2021年12月12日

    「野村アフリカ株投資」という投資信託があります。アフリカは、最後のフロンティアとも称されています。人口減で成長が頭打ちの日本などと比べると、人口も増えるしインフラ整備もこれからのはずで将来性の高い地域に違いありません。2050年の予測では、ナイジェリアが世界3位、コンゴとエチオピアが9位と10位の人口になり、タンザニアとエジプトの大幅な人口増も見込まれています。人口に対する労働力が豊富な状態となる「人口ボーナス」の時期に入ると予想され、今後の経済成長が見込まれます。

    「野村アフリカ株投資」 は、アフリカ諸国の企業の株式を実質的な主要投資対象としています。定量評価に基づく個別銘柄の投資魅力度等の判断に加え、定性評価に基づくファンダメンタル分析により、収益性、成長性、財務安定性および株価の割安性などを総合的に勘案して選択した銘柄に投資するとしています。

    SBI 証券が販売する場合、年間の信託報酬(維持手数料)は2.2%と高めで、信託財産留保額(購入時または解約時にかかる経費)が0.5%かかります。アフリカの企業に投資すること自体が簡単なことではないので、手数料が高いのは仕方ありません。それでも、2008年3月6日のスタートには純資産額390億円を集めて、当初から人気が高かったことがうかがえます。投資対象は、南アフリカへの企業が上位を占めています。2010年にサッカーワールドカップが南アフリカで開催されることもあって、この投資信託は人気を集めたのだろうと想像します。2008年6月9日に純資産額はピークに至って、664億円を集めていました。

    しかし、その後に起こったリーマンショックで状況が一変します。2008年10月28日に4,086円まで基準価額が値下がりします。純資産額もずいぶん減ってしまって、今に至っては24億円です。基準価額自体はスタート時を越えていますが、10,765円(2021年12月11日現在)ほどです。新型コロナウイルス・オミクロン株が南アフリカから広がり始めた11月末に10,000円近くまで下がって、それからやや持ち直したとは言えまだまだ成功した運用とは言えません。

    そもそも償還日が設定されていて、2025年11月17日で運用は終了です。上述のように信託報酬も高く、どんどん純資産額が増えているわけでもありません。ハイリターンの投資先なので、せっかくの投資ならハイリターンを得たいものです。最初から寄付のつもりならまだしも、残りの数年で大きな利益を上げるのなら、それは難しそうです。

    アフリカへの投資は長い目で見れば魅力はありますが、そのタイミングはまだ先でしょうか。「野村アフリカ株投資」への投資を自分からはおすすめイタシマセン。とは言え、アフリカに興味のある人、寄付したい人には一つの選択肢なんでしょう。投資は自己責任なので、記事を参考にしながら上手な運用を心がけましょう。

    前の記事 投資の失敗は寄付!十分の一税の考え方ってありでしょうか?

    次の記事 コツコツ投資とコツ投資、どこが違ってどちらがおすすめ?

    その他キーワード

    基準価額 純資産額 手数料 新興国

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました