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    SBI新興国株式インデックスファンドで「ナンピン積み立て運用」。運用成果はどうなった?

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    SBI新興国株式インデックスファンド(愛称:雪だるま)

    前の記事では、値下がりしたときの買い増し「ナンピン積み立て運用」を説明しました。

    実際に、その運用法を使ってリターンを出したのは 「SBI新興国株式インデックスファンド(愛称:雪だるま)」 でした。

    「SBI新興国株式インデックスファンド」は投資先に、中国や台湾などの企業が入っています。

    2018年に入ってから、米国トランプ政権の対中追加関税が始まり、基準価額(投資信託の株価のようなもの)が10,000円くらいに値下がりしていました。

    そこで2018年3月に、基準価額10,219円のタイミングで300万円分を購入しました。

    今回もこりずに、まとまった大金の一気投入になってしまいました。

    もちろん値上がりを予想していたのですが、米中摩擦は激しくなる一方でどんどん基準価額は下がります。

    6月20日に100万円分を追加購入しました(基準価額9,645円)。それでも、まだまだ下がり続けます。

    6月29日に、50万円分を追加購入しました(基準価額9,404円)。合計で450万円分を購入して、米中摩擦には終わりは見えません。

    その時点で、個別元本(取得単価)は10,037円となりました。一番最初に購入したときより取得単価を下げることに成功しています。

    しかし、その当時の基準価額9,404円と比べると633円ほどずいぶん割高な価格で購入していることになり、26万円強の含み損を抱えることになりました。

    SBI新興国株式インデックスファンドでナンピン積み立て運用

    SBI証券のポートフォリオでは、マイナスの運用益は青色数字で示されるので、一目見ればこの投信はマイナス運用になっていることが分かります。

    基準価額が個別元本を超えないとプラスリターンにはなりません。そこで、プラスになるまで「ナンピン積み立て運用」をすることにしました。

    2018年7月3日から、1,500~10,000円の範囲で適当に金額を変えながら翌年1月まで毎日積み立てました。

    その結果、1月7日時点での個別元本(取得単価)を9,990円まで下げることが出来ました。

    その一方で基準価額も8,585円でした。結果的に、個別元本も下がったのですが、基準価額もさらに下がったので、含み損も解消どころか増額しています。

    含み損が増えるばかりの状況で余裕も無くなり、「ナンピン積み立て運用」はいったんストップしました。

    しかしその後、しばらくして気づくと基準価額が上がり始めていました。

    買い増しする余裕が出てきて、2019年5月17日から「ナンピン積み立て運用」を再開して、個別元本を9,959円まで下げることができました。

    その頃に、基準価額が個別元本を超えるようになったので積み立てはストップし、合計520万円ほどの投資金額になりました。

    投資金額が大きくなりすぎたのでプラスリターンのうちに現金化しておこうと、12月17日に基準価額10,354円で解約して、22.8万円のリターンを得ました。

    2年弱で22.8万円(4.4%)です。迷いながらの取り組みでしたし、たかが4.4%ほどのリターンだけかと思われる人もおられるかもしれません。

    その後、「SBI新興国株式インデックスファンド」 の2021/10/31の基準価額は12,822円に成長していますから、3年半待っていれば28.3%のプラスリターンになったわけです。

    そう考えると、確かにもったいないですが、実際はそうでもありません。

    売却で得た余裕資金

    今回、少なくとも「ナンピン積み立て運用」の途中に余裕が無くなったことは大きな反省でした。

    最初のまとめ買いの300万円を100万円くらいに抑えていればもっと効率よく余裕を持って運用できただろうと思います。

    しかし、利益確定のために売却したタイミングは良かったと思います。

    2か月後にはコロナショックが発生して、基準価額が7千円台まで暴落しましたから。

    このときの売却益で得た現金が余裕資金になって、コロナショックで値下がりした投資信託のまとめ買いと、その後の「ナンピン積み立て運用」に役立ってくれました。

    そのタイミングで、「 SBI新興国株式インデックスファンド」も再投資しました。

    ナンピン積み立て運用

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