投資信託を選ぶ時の判断基準
投資信託は、個別株ほどの目利きは必要ありません。それでもいろいろな種類が販売されているので、どれを選ぶかは考えないといけません。
将来に値下がりする投資信託は避けたいところですが、それではどのような投資信託が値上がりしそうでしょうか?
私が、判断の基準にしているのは、以下の通りです。
- 投資対象
- 基準価額
- 手数料
- 純資産額
- 再投資
- 償還日
これは、大まかに私の優先順位です。投資対象は、リスク分散の観点から最も重要だと思っています。そして、投資対象が同じなら、なるべく基準価額と手数料が低いものを選ぶようにしています。
「投資対象」とは
投資対象とは、SBI証券の銘柄検索では「ファンド分類」と「投資地域」に当たる部分です。
「投資地域」については、あらためて別の記事で紹介します。「ファンド分類」は、国内株式、国際株式、国内債券、国際債券、国内REIT、国際REIT、バランス、コモディティ、などの分類に当たります。
株式と債券を比べると、株式のほうがハイリスク・ハイリターンです。とは言え比較の問題で、同じ株式投資ではあっても、投資信託のほうが個別株を買うよりはローリスク・ローリターンになります。
REITは不動産投資になり、投資者を募って不動産を購入して賃貸に出すようなものです。個人の不動産経営と比べればリターンも実感も薄まりますが、手軽に不動産オーナーの一人になることができます。
債券は、政府や企業にお金を貸すようなもので、銀行預金ほどではありませんが、投資信託のうちで最もローリスク・ローリターンな資産の部類になります。
分散投資には
株式とREITはインフレに強く、債券はデフレに強い傾向があって、一般に反対の値動きをします。そのため、守りの資産運用では債券の比率を増やします。
いわゆるバランス型のファンドでは、設定された比率の中で、複数の資産に分散投資してくれます。自分で考える必要が無くて便利なので、投資を始めた頃は私も利用していました。
ただ手数料が高めで、投資比率は自由に変えられないデメリットもあってくて、今はほとんど使っていません。
同じ複数の資産に分散投資をするにしても、他人任せにするよりかは自分で考えて経験値を上げたほうがよいと思います。
50代の私の場合ですが、今はまだ守りに入るタイミングではないと、リスクを取って株式やREITを多めに購入していています。
特にREITは、コロナショックの影響を受けて最も大きく値下がりしましたから、その間に「ナンピン積み立て運用」で購入金額を増やすことになりました。
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