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    投資信託の購入に、「基準価額」は判断材料になるだろうか?

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    基準価額とは

    投資信託の基準価額はスタート時に多くの場合、10,000円に設定されます。そこで、私が投資信託を選ぶときは基準価額10,000円を目安の一つにしています。

    投資信託の基準価額とは個別銘柄の株価のようなもので、一般に一万口あたりの価額になります。運用成績が良ければ値上がりしていきます。

    一方で、個別株には配当があるように、投資信託には分配金があります。この分配金が再投資ではなくて、購入者の受け取りにまわると基準価額が下がる傾向があるので、受け取った分配金を含めて考える必要があります。

    そのため、基準価額だけでは運用成績を測れないという解説もあって確かにその通りです。

    毎月分配型と資産成長型

    毎月分配型の投資信託には一定の人気がありますが、購入者に分配金を毎月支払うことになり、その分は資産成長につながらず、結果的に基準価額が下がる傾向があります。

    例えば、毎月分配型の「フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド」の場合、2012/12/14に運用を開始して、現在の基準価額は7,764円ですが、開始時に10,000円で購入していたら分配金込・再投資後の基準価額は30,197円になります。

    そう考えると、分配型の場合は、基準価額が10,000円を下回っていても必ずしも運用成績が悪いわけではありません。

    一方、「フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド(資産成長型)」の場合、2016/9/27に運用を開始して、現在の基準価額は14,524円です。こちらは分配金を抑えてその分を資産成長にまわしています。

    投資信託は成り行き注文(購入が確定した時点の基準価額で購入)しかできませんが、スタート時の募集期間に購入すると取得単価は10,000円になります。

    分配金を全て再投資にまわしていれば、一般に、運用成績の良いときは10,000円を上回り、成績の悪いときは下回っていく傾向があります。

    スタート時の10,000円で購入する人もいますので、10,000円より上がらないと資産成長にはつながりません。

    ところで、SBI証券の扱う投資信託は2,653件あり、そのうち1,039件が基準価額10,000円以下になります(2022/11/26時点)。

    ですので、40%くらいは基準価額がスタート時の10,000円を下回っていることになりますが、全ての運用成績が悪いわけでなくて、毎月分配型のものが576件含まれています。

    分配型でなくて基準価額が10,000円を切っている投資信託は、運用成績が全く良くないか、一時的に割安になっているか、両方の可能性があります。

    基準価額10,000円

    このファンドに限らず、資産成長を優先して分配金を抑える投資信託は、運用成績が良ければ基準価額は10,000円を越えていく傾向があり、基準価額が10,000円を切っているタイミングは割安な価格になっている可能性があります。

    例えば、つみたてNISA(積み立て購入用の非課税運用口座)で購入できるタイプの投資信託では、基本的には資金が定期的に流入して、分配金は再投資に回ります。

    そのような投資信託では、よほどのことでなければ基準価額がずっと10,000円を下回り続けるとは考えにくいと思います。

    逆に、10,000円を切っている場合、本当に運用成績の悪いものもあれば、一時的に値下がりしているだけのものもあります。

    一時的な値下がりであれば割安な状態と考えられ、いずれ時が経てば10,000円を回復し、それ以上の値上がりも期待できます。

    ただ、基準価額が10,000円を切っているのは同じでも、9,000円台で買う場合と7,000円台で買う場合では結果がずいぶん変わりますので注意が必要です。

    私の場合は、将来性のある投資信託の基準価額が10,000円を切っていたらある程度の金額、例えば10万円分くらいをまとめて購入します。

    その後、基準価額が上がっていったら、プラスリターンなのでそれ以上の購入は控えます。

    逆に、下がっていったらマイナスリターンになりますから「ナンピン積み立て運用」で買い増しをしていきます。

    そして、下落が反転して基準価額が上がり、取得単価を越えたら購入をやめます。

    いずれにしても、プラスリターンになった時点で購入はやめておきます。

    投資信託の資産が順調に増えていけば、いずれ基準価額は10,000円を越えてそれ以上にも成長していくことが期待できます。

    将来性は見極めないといけないので必ずとは言いませんが、基準価額が1万円を大きく下回っている投資信託は、余裕金額の範囲での購入を検討したいタイミングの一つと考えます。

    それでは、また。うしぴでした。

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