子供のお年玉、貯金させていませんか?
お正月に子供たちがもらうお年玉、そのまま子供に全額まかせる家庭もあるんでしょうか。
少なくとも子供が小さいうちは、お父さんやお母さんが預かっているというほうが多数派ではないかと思います。
そして預かったお年玉は、郵便局や銀行に作った子供名義の口座に貯金するのが最も簡単で一般的なのかなと思います。
子供が大きくなったら、一緒に貯金しに行ったりすると貯金の大切さも伝わりそうです。
ただ今の時代に金利はほとんど付かないし、お金の運用先として考えると預ける意味は無いのではないかと思います。
郵便局の10年定期預金の金利
子供が産まれたら郵便局や銀行に子供名義の口座を開いて入金する人は多いかもしれません。
かく言う私も、子供が産まれたとき、祝い金など約50万円を郵便局に子供名義の口座を開いて預けました。
10年経って、その定期預金が10年の満期を迎えました。その金利はいくらだったと思われますか?
それは、約5,000円でした。
おおまかに書いていますが、50万円に10年間働いてもらって、5千円増えただけなのです。
約1%ですから普通預金よりは金利がよいですが、10年も預けたのですから、もう少し利率の良い運用ができなかったかなと思います。
昭和世代の私は、子供が産まれたら子供のお金は郵便貯金に預けるものだと思っていました。
将来は子供に返すつもりのお金ですし、子供に貯金の大切さを教えたいという気持ちもありました。
ただ、それは預金金利が何パーセントもあって複利でどんどん増えていた時代の話ならベストの考えだったのかもしれません。
ほとんど貯金に金利の付かない時代です。
もっとお金に働き甲斐のある使い方はできなかったのかなと思います。
お年玉の運用は?
出産祝いはこのように何も考えず郵便局に預けてしまったわけですが、お年玉は違う運用をしています。
それは、バランス型投資信託の積み立て購入です。
具体的には、投資信託「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」への積み立て購入をしています。
「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」は、国内株式・債券、先進国株式・債券、新興国株式・債券、先進国リート、国内リートの8資産に分散投資をするものです。
バランス型の投資信託としては信託報酬は0.154%と最安値の一つで、純資産額も25億円まで増えています(2021/11/9現在)。
「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」 は、2017/7/28から基準価額1万円でスタートしました。
そして、同年の8/26から子供のお年玉での購入を始めています。
バランス型投資信託の中では信託報酬が最安なのと、当時の基準価額が1万円をわずかに下回っていて割安だったので、この投資信託を選びました。
それから毎年の購入を続けていますが、4年間経って2021/11/9の現在、+31%の増益になっています。
郵便局の預金金利と比べると、ずいぶん大きなリターンになりました。
金利のことだけではありません。貯金のことだけを教えても子供のマネーリテラシーは身につかないと思うのです。
小学校でも、金融教育(お金の勉強)が始まることになりました。
自分の将来は公的年金ではなくて、アメリカのような指摘年金で守るという考えが進む流れなんだろうと思います。
百聞は一見にしかずで、自分のお年玉で購入したバランス型投資信託の運用を見ることは学校の授業よりも勉強になると思います。
そして、世界には様々な金融商品があることが伝わればと思います。
それらに分散投資をすること、そして長期に運用することで利益につながることを知ってもらいたいと思っています。
もちろん元本保証ではありませんからマイナス運用になることもあるでしょう。
この投資信託も、コロナショックの時に8,854円まで基準価額が値下がりしました。
私の考えで投資しているので、将来、マイナス運用になったら私のお金から補填するつもりでいます。
とは言え、何百万円も運用しているわけではないので、マイナスになったとしてもたかが知れていると、それほど心配はしていません。
そして、子供の時間軸(数十年単位)で運用すれば一時的な凹みはあっても、いつかは必ずプラス運用に戻るはずだと思っています。
子供のお年玉で株式投資はあり?
子供のお年玉を投資信託で運用するのはありだと思います。個別株に投資するのはどうでしょうか?
個人的な意見になりますが、資金に余裕があるのなら十分アリだと思います。
ただし、いわゆる塩漬け株にするつもりで保有して、長期目線でいつか黒字になればよいと思えるような投資をしたほうがよいでしょう。
株は、忘れて保有しているくらいが一番儲かるらしいです。
子供に残された時間は当然大人よりも長いので、大人よりも長期で保有するつもりがで30年くらい保有することができれば十分にリターンが得られる可能性はあると思います。
株主優待のある銘柄が子供さんには喜ばれそうですし、なるべく将来性は考えて投資はしたほうがよいと思います。
自分が就職するならこの会社というところなら、30年くらいは続いてくれる前提で選ぶのではないかと思います。
単元未満株なら金額が少なくても買えますし、NTT株のように金額が少なくても100株買える銘柄なら株主優待ももらえます。
できれば株主優待がもらえる方が、子供さんもうれしいと思うのでよいんじゃないでしょうか。
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