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    投資対象を考えるとき日本や北米、新興国などの投資地域はどう選ぶ?

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    投資地域はどう考える?

    例えば、「投資対象」として「国内リート」を選ぶと一口に言っても、こまかく分けると、その「対象資産」は不動産、「対象地域」は日本です。

    そして当然、同じ不動産に投資すると言っても、「投資地域」が、日本に投資するか北米に投資するか新興国に投資するか、によって運用の結果は大きく変わります。

    それでは、「投資地域」はどのように考えたらよいでしょうか?

    投資地域は、「SBI証券」の銘柄検索では、グローバル、日本、北米、欧州、アジア、オセアニア、エマージング、中南米、中近東、アフリカ、などに分けられています。

    日本を対象に選ぶということは、日本の株式や債券に投資することになり、北米を対象に選ぶということは、アメリカやカナダの株式や債券に投資することになります。

    新興国と先進国、そしてアメリカ

    エマージングとは新興国のことで、人口増にともなう消費の需要増やインフラ整備などによる経済発展が見込めて成長性があります。

    リーマンショック後の中国やインドはその典型でした。ハイリターンが見込める反面、政情不安などの先進国には無い不安定要素がハイリスクとして付いてきます。

    また、エマージングに分類されていても、韓国や台湾のように成熟した国が含まれているものがあり、人口やインフラ面での成長をそれほど期待できない場合があります。

    先進国は成熟しているので、新興国ほどの成長性は無いかもしれません。一方で、情勢が安定していますし経済力があってそれなりの内需もあり、グローバル企業が多いことも強みです。

    新興国のインフラ整備や消費活動の恩恵を取り込んでいるのは、新興国の企業ばかりではなくて、実は先進国のグローバル企業だったりします。

    先進国の中でもアメリカは別格で、移民による成長性もあるうえに、グローバル企業も多いので、新興国と先進国の良いとこ取りが期待できます。

    資本主義の中心地ですから、世界中からの投資も集まりやすく、お金がお金を生む好循環があって投資に最も適した地域の一つであるのは違いありません。

    日本という国

    投資地域としての日本はどうでしょうか?アベノミクスでは日本企業の株価も大きく値上がりしたので、タイミングを選べば好リターンになることは分かります。

    そして、日本への投資は、自分の国にお金をまわすことになるという意味で、自分の生活にも恩恵が返ってくることが期待できます。

    一方で、日本に住んで、日本で働いて、日本で消費していて、そういう意味では、日本への投資は知らないうちにずいぶんと実践しています。

    個別株への投資を考える場合も、情報の得やすい日本企業から選ぶことが多いと思います。ホームカントリーバイアスという言葉があって、投資家は自国に偏って注目しがちだと言うことが知られています。

    リスク分散の考え方で言うと、日本を対象にした投資信託よりは、他の地域への投資信託を購入する選択をしたほうがバランスとしては良いのかもしれません。

    その代わり、遊びには積極的にお金を使うとか納税するとか、自分なりに日本経済に貢献するのもありなんだろうと思っています。

    ナンピン積み立て運用


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